中国の朝食事情

このサイトを見ている方は、中国に出張、転勤、もしくは求人広告を見て、中国に長期間住む場合もあるかも知れません。

ちょっとした出張や旅行では、ホテルで朝食を済ませてから、仕事や観光スポットに出かけるかも知れませんが、
長期間滞在となると、現地の方を同じような朝食スタイルになるのではないでしょうか。

中国人は、毎朝おかゆを食べている

日本のテレビ番組や、ドキュメンタリーを見ていると、こんなイメージがありますし、中華料理店に行ってもおかゆは定番メニューになっています。

しかし、現在の中国では、朝食事情が変わりつつあるようです。

中国人の考え方として、朝は胃腸の負担が少ないものを食べます。
これは、朝はまだ胃腸の働きが活発化していないため、動物性たんぱく質のような消化に負荷がかかるようなものは控える傾向があるからです。

ところが現実的には、朝食を家で食べずに、外食というか、通勤途中で購入する中国人が多いようです。中国での朝食マーケットは大きいらしく、朝しかやっていない(朝食専門!?)食堂や露天商のようなお店がたくさんあります。

ここでの人気メニューは包子(肉まん)、饅頭(肉まんの皮だけ)、油条(揚げパン)と飲物は豆乳です。中国版朝マックといった感じなのか、ファーストフード的な感じがします。
値段は日本円で100円くらいと日本人としては、安く感じます。

これらの朝食屋さんは、通勤途中の道端や、バス停の傍に多いので、朝食屋で朝食を購入して、そのままバスに乗ります。
そして、バスの中や、職場についてから、朝御飯を食べる人が多いようです。

と、中国での朝食事情を書いてまいりましたが、最近では欧米化の波も押し寄せているようです。

というのも、中国であっても最近の若者たちは、パン、牛乳、フルーツヨーグルトなど欧米スタイルの朝食を好む傾向があるようです。

特に北京や上海などの都市部で通勤している方は、パン屋さんでパンとコーヒーを買う人も多いです。
どんなパンなのか、ちょっと気になって、買ってみたのですが、ふかふかして美味しかったです。牛乳のまあまま美味しかったです。

ただ、パン屋での朝食はちょっと高めで、日本円だと300円から400円くらい(パンとコーヒーで)が相場のようです。

このように中国の朝食事情が欧米化してきた背景には、中国経済の発展が関係しているのかも知れません。

今後は、さらに変化していく可能性もありますので、出張や旅行に行かれる方は、最新情報を調査してから行かれると良いでしょう。
仕事で中国に行くにしても、旅行だとしても、朝食はその日一日のエネルギーを供給してくれる大事な食事ですからね。

いかがでしたか、中国での朝食事情は、求人情報からはなかなか読み取れない中国での文化や習慣があります。実際に求人を見つけて、仕事に応募する際には、その土地の生活習慣なども調べておきましょう。

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