中国料理は色々有名なものがありますよね。

四川料理、広東料理、山東料理、湖南料理など、中国八大料理と呼ばれるものもあります。

日本人によく知られているのは四川料理、広東料理かもしれません。実際、日本のあちこちでこれらを見かけますよね。

さて、今日は四川料理の変わった料理をご紹介したいと思います。それは“鱼香(yuxiang)”と呼ばれる料理です。名前を見ると魚ですよね。

でも写真を見てください。魚は入っていません。

鱼香(yuxiang)

代わりに入っているものは野菜だったり、肉だったりします。

それもそのはず。この料理は“鱼香肉丝”と言うからです。

私も初めてこの料理を見た時、「魚の肉が入っているのかな?」と思いました。

でも探しても探しても魚がいない。それもそのはず。魚の香りと書いているだけなんですね。

他にも中国語で“鱼香茄子(yuxiangqiezi)”という料理もあります。

茄子は日本語でナス(漢字で書くとそのまま)です。この料理の場合は探しても探してもナス。

残念ながら写真はありませんが…。

この魚香という料理はオイスターソースを使って海の香りを引き出しているんですね。

なので、魚の香りはありますが、魚はいません。

ちなみにこの料理は甘辛です。四川料理と言ってもこの料理はそんなに辛くありません。

ただ写真でもわかるように、油をたくさん使っているので、胃が疲れやすくなることもしばしば…。

これは要注意です。でもご飯が進みますよー。

メニューを見て、惑わされないように気をつけたい料理の一つですね。

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