中国には有名な河が日本流れています。一つは黄河。日本にも影響をもたらした黄河文明が生まれた河です。
もう一つはアジア最大を誇る長江です。中国語では长江(chiangjiang)と言います。
世界でも第3位なようですね。チベット高原を源流とし、四川省、重慶などを通って最終的に上海の河口に流れ込んでいきます。
中国の重要な水源であり、古くからは交通の要所として栄えてきました。水も豊かで、このような環境から中国の稲作文化を支えてきたのだと思います。
長江は様々な歴史を見てきました。有名なのは三国志でしょうか。あの赤壁(映画『レッドクリフ』)関連もこの長江の支流で起こったものなのです。
さて写真は重慶です。重慶市は中国の直轄市で、大きさは北海道くらいなようです。夏はたいへん蒸し暑く、中国四大竈(かまど)の一つと言われています。
しかし経済発展はめざましいスピードで遂げており、来る人々を驚かせます。
ここ重慶の市内では素晴らしい風景を見ることができます。それは長江、嘉陵江の合流です。北から流れ込んでくる嘉陵江と青海、四川、雲南の3つの省を流れてきた長江が重慶市の中心で交わり、上海へと流れていきます。
夕方になると夕日が長江に映り、写真のような綺麗な景色を見ることもできます。
そしてここから三峡下りのクルーズも乗ることができます。残念ながら乗ったことはありませんが、1週間かけて上海までを自然の素晴らしさを感じながら乗っていきたいですね。