中国での部屋探し
中国に住む場合には、部屋探しをする必要があります。まずは、日本と同じように不動産屋さんに行くのですが、自分がどんな家に住みたいのか? 間取りは? 大体の位置(住所)、家賃、交通手段などをきちんと説明しましょう。
中国語に自信がない方は、中国語が堪能な友人に一緒に行ってもらうか、中国人の方に同行してもらうのが一番良いでしょう。
(会社の転勤などの場合は、駐在員の方など現地の情報を集めておきましょう)
住宅の条件に関して、日本の不動産屋さんとは感覚がだいぶ違っているので、業者任せにしないで、自分自身でもしっかりと調べておくことが大切です。
「ここは、静かだし、交通の便がいいですよ」
と言われても、実際は、バスが一本通っているだけなんて場合もあるようです。契約をする前には、地元の方に意見を聞いてみるのがいいでしょう。ここでも、中国語のスキルは必要ですね。
教科書どおりの受け答えだと、この人は何も知らないんだなあ、なんて思われてしまうので、カジュアルなコミュニケーションもできるようにしておいた方がいいですね。ただし、年長者の方など、丁寧な言い方も必要になってきますので、中国語だけでなく、文化やマナーも習得しておきましょう。
日本だと、中古物件よりも新築物件の方が人気がありますが、中国では中古物件の方が人気があります。なぜなら、見た目は新築で、きれいな物件でも、工事がずさんで、電気がつかない、水道が使えない、水漏れがするなんて、日本では信じられない建築も多いようです。
このようなリスクを回避するために、以前に人が住んでいた(住むことができた物件)を選ぶ方が安全なんですね。もし、以前住んでいた方が、水漏れがあったので、配管工事をしたばあかりです。なんていわれると、水漏れに関しては安心ですね。
日本では、賃貸の物件で、何かトラブルが発生した場合、不動産屋さんか、大家さんに連絡をすれば、比較的早めに対応してくれますが、中国では、自分が住んでいる家は、自分で何とかするのが普通です。ですから、自分が住む時点で、生活に必要な電気、ガス、水道など自分でチェックしないといけませんね。
以前住んでいた家で、水が詰まって、大規模な修繕工事が必要になりました。その際は、元々の構造が原因での不具合だったのですが、こちら側に責任がなく、元々の構造の欠陥が原因であったことを必死にアピールした結果、改修費用を大家さんが出してくれました。
決して流暢な中国語ではなかったと思いますが、黙っていては、自分で工事費用を負担しなければならなくなりますので、相手にわかってもらえるまで、話し合い、説得を繰り返す根気強さも必要ですね。
部屋探しをしているとき、ある部屋の電球が切れていました。日本だと、不動産屋さんが入居までに交換してくれるのですが、中国の大家さんは、「部屋には他の電球もあるんだから十分明るい。暗いと思えば後で自分で取り替えて!」といった、日本では考えれらない対応でしたが、中国ではこういったアバウトさがあるのですね。ここで家賃交渉をするのいいですし、電球代を出してもらうこともできなくはないですが、中国語の習得だけでなく、相手の方の状況も考慮しながら、話しを進めていくことが大切ですね。
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