中国は5千年の歴史と言われていますが、これまた難しい話かなと思います。
どこを基準にして言うかが問題ですよね。
例えば、中国には様々な王朝がありました。
日本で勉強しているのは最古の王朝は「殷(Yin1)」、中国では「商(shang1)」と呼ばれています。
それは紀元前1600年頃から始まった王朝。とすると、約3500年の歴史。
しかし、中国ではその前の王朝がしっかり教育されています。
その王朝の名前は「夏(か)(Xia4)」
紀元前2000年頃に興ったと言われています。
伝説とされていた王朝ではありますが、近年の考古学発掘調査によって実在したのではないかと言われています。
とすると、4000年の歴史。
さて、5000年という数字はどこから来たのかな。
こんなことを考えるのが野暮なのかもしれませんね。
だってかの有名な北京原人から換算すると何百万年の歴史になりますもんね。
今日の写真は北京の故宮です。
ここと遼寧省瀋陽にある故宮は一緒に世界遺産に登録されていますね。
別名「紫禁城」です。
ここは中国語では“故宫博物院”と呼ばれています。
元の時代に建てられ、それから明、清と宮殿として使われていました。
1924年に皇族がここから退去してからは博物館となり、今の名前は「故宮博物院」となっています。
中には当時使われていた政務場所や、皇帝の普段の生活の場所も垣間見ることができます。
ここは広いのでじっくり見ると、2時間では効かないこともあります。
実際、私は2時間で見終わることができず、4時間かかってやっと見終わりました…。