中国での住宅事情

中国では、日本と違ってマンションに住むのが一般的なようです。日本でも、マンションのような集合住宅は多いですが、中国の方が顕著だと思います。

郊外に行くと、一戸建て住宅も見られますが、このような家は?墅と呼ばれていて、生活をするための一軒家というよりも、別荘の感覚に近いかも知れません。

以前は、北京や上海のような大都市に言っても、日本人や欧米人など外国人が住める場所は限定されていました。しかし、近年では、中国人以外の外国人であっても、きちんと届出を出すことによって、一般的な住居に住めるようになってきました。

家賃相場としては、土地によって変わってくる分もありますが、2LDK(2部屋、トイレ、洗面所で100平米くらいの広さ)くらいで、日本円で4万円前後が多いです。

日本の集合住宅では、大家さんがアパートを建てて、各部屋を学生、一人暮らしの独身、ファミリー層などに賃貸することが多いです。しかし、中国では、各部屋を所有している個人が、個人に貸す。貸したい人が借りたい人を見つけたり、借りたい人は貸したい人を見つける。
個人売買やヤフオクの感じ似ているかも知れません。

あと、中国の住宅は日本と違って、家具や家電が備え付けてあることが多いです。というか、一般的です。ベッド、箪笥、ソファー、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などなど生活に必要な家電製品や家具などは、備え付けていない場合には、持ち主と交渉して、付けてもらうことも多いです。
仕事とか、留学とか中国に移住する機会があったら、最初から中国語がある程度話せるようになって、住宅の交渉とかもできるようになっているといいですね。

交渉は、流暢な中国語も大切ではありますが、その前に大家さん(住宅の持ち主)と、いい人間関係を築いて、上手に言う(交渉する)といった中国語だけでなく、中国の文化も理解しているほうが有利だと思います。

中国では、求人情報を見つけるときも縁故が大切と書きましたが、住宅探しや引越しでもこれらは同じですね。

欧米に比べて、比較的日本に近い中国と言う国で、同じアジア圏でもありますが、中国語といった言葉だけでなく、生活習慣も大きく異なっているので、十分にリサーチしてから訪中したほうがいいと思います。

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