内モンゴルは中国の北にあり、モンゴル、ロシアと接しています。東西に長細い地形で、夏は涼しいですが、冬は極寒という地です。モンゴル族が暮らしており、少し郊外へ行くとパオ（モンゴル民族の家）や、遊牧民族の生活も見ることができます。
私は以前、冬にこの地に行きました。真冬の内モンゴル。最高気温は-15度、最低気温は-30度という凄まじく寒い時に行きました。向かったのは内モンゴルでも大分北側にあるロシア都の国境沿いの街へ向かいました。
遼寧省大連市から列車で内モンゴルへ。一面雪景色です。この辺になると雪ではなく、氷のようになっています。窓から眺める景色は一面銀幕の世界。そんな中を馬に乗った人が走っていたり、馬、牛、羊などを育ている風景を見ました。寒い中でも元気に外にいる人々に感心させられます。
雪が降りやすい地域ですので、屋根は日本の屋根のように斜めになっています。
現在中国は高層マンションが立ち並び、屋根はフラットなものが多いです。
しかしこの地域は雪が積もりやすく、凍りやすいので、屋根は斜めになっています。そして高い建物もありません。
列車はエアコン列車と普通列車が走ります。普通列車は窓が凍っています。洗面所も凍っていることがあります。エアコン列車はエアコンがついていますが、車両と車両の間のドアを開けるとどこからともなく寒い風が…。
凍ったバナナで釘を打てるのではないかと思える場所、それが内モンゴル自治区等の中国の北方です。
ツイート 
